酒どころ福島から、全国の日本酒ファンへようこそ!
福島県といえば日本酒といっても過言ではないほど、全国に日本酒の美味しさはしられています。
毎年開催される全国新酒鑑評会では、なんと9年連続で金賞受賞数が日本一を達成するほど、その実力は折り紙つきです。
しかし、そんな日本酒のメッカに住む私も、つい最近まで日本酒の魅力に気づいていませんでした。
ところが、とあるきっかけで飲んだ一杯の日本酒が、私の味覚をがらりと変えてくれたのです。
日本酒といっても種類は様々。
初心者の方には、何を選んでいいかわからないですよね。
そこで今回は、日本酒選びの第一歩として、代表的な種類とそれぞれの魅力をわかりやすく解説します。
日本酒とは?
まず、「日本酒」とは、米、米麹、水を原料として日本国内で製造されたものを指します。
海外産のお米や製造方法は「日本酒」とは認められません。
日本酒の製造方法
日本酒は、蒸した米に米麹と水を混ぜて発酵させ、その後、圧搾、ろ過、熟成を経て作られます。この工程によって、米の旨味や甘み、酸味が引き出され、奥深い味わいとなります。 |
日本酒の種類
日本酒は、大きく分けて以下の2つの側面で分類されます。 |
1. 製造方法による分類 |
米、米麹、水を必ず使用し、「こす」という工程を経ることが定義されています。
2. 名称の分類 |
精米歩合 | 米・米麴 | 米・米麴+醸造アルコール |
50%以下 | 純米大吟醸酒 | 大吟醸酒 |
60%以下 | 純米吟醸酒 | 吟醸酒 |
60%以下 または特別な製造方法 | 特別純米酒 | 特別本醸造酒 |
70%以下 | 本醸造酒 | |
純米酒 |
精米歩合とは?
精米歩合とは、玄米から表層部分(ぬか)を削り取った割合を百分率で表したものです。
精米歩合が低いほど、米を多く削り取っていることになります。
なぜ米を削るのか?
米の表層部分には、たんぱく質や脂質、でんぷんなどが含まれています。
これらの成分は、雑味の原因となるため、日本酒造りでは削り取ってしまいます。
つまり、精米歩合が低いほど、雑味が少なく、より米本来の旨味や甘味、香りが引き立つ日本酒になるのです。
次回は、純米酒の種類について詳しく解説します!
福島には、全国から日本酒ファンを求めて訪れる酒蔵が数多くあります。ぜひ実際に足を運んで、自分好みの日本酒を見つけてみてください。
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